こんにちは。
最近これ読んでます。

中華後宮ファンタジー。
同作者の前作も後宮ものでこちらも非常に面白かった。

さて、そんなわけで最近後宮熱が再燃してきたので適当に個人的に後宮ものの好きなところをつらつらと語ろうと思います。
なろうの後宮ものは巷のモノとはちょっと違う
後宮ものと言えば世間一般的にはどんなイメージかというと
- 一人の男の寵愛を巡って女同士のドロドロの争い
- 陰湿な嫌がらせ
- 毒殺、謀殺、失敗して処刑
- etc.
とろくでもない印象があります。
でも世のサスペンス好きや愛憎劇が好きな女性に受けていて一定の支持率があったりします、多分。
そんな世界なので男はちょっと触れにくいジャンルだったりしますがそんなことはありません。
とくに我らが愛すべきなろうでは。
確かに嫌がらせや毒殺なんかはお約束としてありますが、なろうの場合。
- 大抵主人公は望まずに後宮に入るので皇帝や王には興味ない、どころか近づいてほしくない=恋愛要素が薄い。
- 大抵主人公は転生者だったり頭がよかったり特殊なので嫌がらせを受けてもノーダメ
- 悪辣なキャラは出てくるがそれらはざまぁ要因なため、しっかり破滅するのでスッキリ
- そもそもストレス展開に弱い現代人に配慮しているため深刻なドロドロにはならずに基本コメディ寄り
- 意外と百合要素が強い
こんな感じの作品が多いです。
いや、本格的なドロッドロの作品は探せばありそうですがなろうではウケ無さそうで上がってこないので見かけないだけかもしれませんが。
まあとにかくなろうの後宮ものはライト層にも読みやすくて面白いってことです。
主人公無双が気持ちいい
なろうと言えばチート主人公の無双。
例外に洩れずこの後宮ものにも適用されます。
といっても武力や魔法によって無双するのではなく、知識や技術、または人格や運によってです。
後宮にいるのはいずれも上流階級の娘ばかり、
大抵の主人公は平民でなにか専門的な技術を持っていたり、転生者で知識チートを持っていたりします。
この陰謀渦巻く後宮では少女漫画のヒロインのようにただ人が良いだけではダメ、己の技術で事件を解決し黒幕を改心させることなくざまぁするのみ。
これがなろうの良いところ。
たまーにただ美人だけど大人しい儚げヒロインが主人公の時があります。
この場合事件はどうするのかというと、男どもが解決してくれます。
主人公は何もしません、ただ優しさで男を攻略しただけ。
こりゃダメだ。
今の時代女主人公が積極的に能力を発揮し事件を解決し、男ども役に立たねーなぐらいの話が丁度いい。
まああんまり主人公を魅力的に書き相手役をダメに書きすぎると、男読者的にまた父性を発揮して「お前なんぞに娘(主人公)はやらん」ってなるのでバランスは大事ですけどね。
意外と百合要素が多い
この点が僕的に最推しな所なんですが
後宮ものって意外と百合なんですよね。
なんたって男子禁制の女の園ですから。
まあ必然的に皇帝や護衛が出てきたりして完全な女だけというわけではないんですが、
女同士が恋愛するだけが百合じゃないわけで。
女社会の中で主人公は困っている他の姫を助けたり、いろいろな能力を見せることで
認められたり仲間が増えたり、上級紀に可愛がられたり、侍女に忠誠を誓われたりするわけです。
これがとっても百合百合してて良い。
レズじゃない、百合。
女の子同士が心から仲良くしてたらそれは百合です(持論)。
男は基本皇帝しか関われないし滅多に出てこないので基本的に事件は女たちだけで力を合わせて解決しなければならない、
そして生まれる固い絆。
性質上最終的には男とくっつくわけですが、この花園で育んだ友情は永遠ってところがエモい。
わかるかなこの感覚、同士求む。
おススメ後宮もの
そんなわけで思いつくまま語ってしまいましたが
ここでいくつかピックアップしてみます。

まずは何といってもこれ
薬屋のひとりごとなろう後宮もののパイオニア的な、めっちゃ面白い。
以前紹介記事も書いてたりする。
以前紹介したつながりでこれ

主人公(武力的に)つえー作品、一巻完結なので読みやすい。
まだ書籍化はしてないけどこれ
後宮の雑用姫 ~生活の知恵を駆使して宮廷をリフォームしたり、後宮に潜む邪悪なものを狩ったりしていたら、何故か皇帝達から一目置かれるようになってしまいました~
ペースは遅いけど面白い。
無自覚万能主人公が後宮に蔓延る悪意や妖怪を倒しまくる話。

中華じゃなくて西洋だけど、見た目だけ悪役令嬢が後宮で無双しながら王様を教育する話。
面白いけど最終的にくっつくキャラがなんか納得いかなかった……

メイクアップアーティストが転生(転移?)して中華後宮で無双する話。

こちらも転生系。

これ面白かったので記事も書いた。
なろうで連載してる人気小説「転生少女の履歴書」の作者が原作を担当した漫画。
めっちゃ面白かった。
中華後宮ファンタジーの魅力
キリがないのでこの辺で。
マジ面白いから食わず嫌いしてた人も読んで見るといいですよ。
といわけで今回はこの辺で。
ではまたノシ
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