なろう小説「百花宮のお掃除係~転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。」が面白い

なろう系

こんにちは。

今回も小説家になろうで連載中の小説で個人的に好きな作品を紹介&レビュー。

というわけで今日ご紹介するのはこちら

百花宮のお掃除係 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。

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内容紹介

百花宮のお掃除係~転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。」は「黒辺 あゆみ」氏著の中華後宮転生もの

イラストは「しのとうこ」氏

まずは公式あらすじ

前世の記憶をもったまま中華風の異世界に転生していた雨妹。後宮へ宮仕えする機会を得て、野次馬魂全開で乗り込んでいった彼女は、そこで「呪い憑き」の噂を耳にする。しかし雨妹は、それが呪いではないと気づき…

うむ、Web版の方がわかりやすい気がするのでそっちも転載

雨妹(ユイメイ)には秘密が二つある。
一つは前世の記憶があること。もう一つは崔(サイ)の国の皇帝のご落胤――かもしれないということ。
大往生した前世で華流ドラマオタクだった雨妹は、生後宮を見たいという欲望だけで後宮の宮女募集話に頷く。

はい、僕の大好きななろう後宮もの、詳しくはこちら

なろうの後宮ものは陰謀渦巻く後宮をスパッとざまぁしてくれるからほんと痛快で好き。

あらすじの通り主人公、雨妹は転生者。

前世は転生ものでは珍しく看護師として一生懸命働き、孫に囲まれ大往生、なんの不満もない人生でした。

なんの因果かいつの間にか転生しており、寂れた辺境の田舎で極貧生活、母は生んですぐに自殺、なんという苦境スタート。

だが持ち前の図太さとポジティブさで成人まで生き延び、親がアレなので尼寺行きかと思われたところ、村長から後宮で働いてみないかと誘われる。

その話に飛びつく雨妹。

この主人公、実は皇帝の子供であったが陰謀により母子ともども追放されていた、故に復習…ではなく

実の父に会いたい…とかでもなく。

折角中華風の世界に転生したんだから一度くらい生の後宮を見てみたい、という軽い気持ちで陰謀渦巻く女の園に行くことを決意。

そう、この主人公、華流ドラマ大好きなただのオタクだったのである、

みたいな導入。

実際に入った後宮は同僚のいじめや派閥同士の陰謀などに巻き込まれつつもあまりにもあるあるな展開が目の前で繰り広げられ、ニヤニヤするだけで本人はノーダメージ。だてに100年生きてない。

掃除婦として完璧な仕事をし

呪いだなんだと大きな事件を、前世看護師だった知識を駆使して問題解決したり、

死にそうな兄弟姉妹を看病して健康にしたり、

母に何があったのかなどの謎に迫ったり、

働きが認められて偉い人から仕事を頼まれたり、

と後宮の様々な問題に首を突っ込み円満解決、そんなお話。

家族話が非常にエモい

後宮ものでは下働きの主人公に皇子が惚れたりするもんですが

この主人公は追放されたとはいえれっきとした皇女。

当然皇子とは恋愛関係にはなりませんが、
早いうちに正体に気づいた皇子はこっそり主人公を手助けしたりお菓子を差し入れたりします。

主人公はにぶちんなので気づかれてはいないと思っていますが
皇族だけが持つ青い瞳や母譲りの青っぽい髪に本名そのままなのでバレバレです。

当然父である皇帝もそれに気づき、バレバレの変装をして会いにきたり、凄腕の忍を護衛に付けたりの親ばかムーブ。

しかし両者とも他のよくある作品の様に完全にデレッデレで接してくることなく、あくまで陰ながらそっと、迷惑にならないようひっそりと、

これが非常にエモい。

最初は評価最底辺だった父も徐々に、徐々に評価更新されていくのも良い。

他にも事件には弟だったり姉だったりが被害者として出てくるので
知らず知らずのうちに交流をもつのもなんか良い。

とにかく距離感が非常に心地いいです、他の女性向け小説だと兄や父といったら砂糖吐きそうな甘い言葉をささやきながら頭撫でてきますがこれにはそれがない、

なんなら相手役と見られる武官様もあっさりしてる。

そうそうこういうので良いんだよ感が凄い。

主人公がハイパー朴念仁で精神年齢100歳超えで達観してるっていうのもある。

恋愛要素は薄く、事件の解決を主軸に置いていてそれが見たい層には非常にありがたい作品。

強すぎる先駆者

なろう後宮ものでは避けて通れないことがあります。

それは後宮もののトップをひた走るあの作品、「薬屋のひとりごと」との類似性。

あんまりにも有名すぎてみんな読んでるもんだからどうしても比べてしまいます。

主人公の特技が化粧とか裁縫とかならまだ大丈夫ですが、

この主人公は前世看護師なので医療特化。

事件も呪い騒動を現代医学で解決という事が多いので、微妙に被るんですよね。

主人公の性格は真逆だしこっちは転生者だし現代医学だし扱う事件も全然違うんですが、どうしてもよぎってしまう。

舞台が後宮と限定的だし、魔法もない現実的な事件というと病気関係になるのでパターンも限られるので必然的先駆者有利になってしまいがち。

とはいえ面白いもんは面白いのでその辺気にしない、むしろ似た話が見たかったって人はとても楽しめます。

キャラクター所感

雨妹 主人公 転生者で皇帝のご落胤、チートとかはない、が前世看護師を定年まで勤めたので医療知識が凄い。大往生したので達観しておりサバサバしてる、たまにおばさんが出る。マイペースで自分の欲求に忠実。前世華流ドラマにハマりこんで実物の後宮を見たいがために地獄に自ら望んできた。いつもなんか食べてる。

立勇 皇太子付きの護衛の宦官だがどう見ても宦官じゃない人。皇太子に便利に使われてよく雨妹の調査の手伝いをさせられる。

明賢 皇太子で腹違いの兄。飄々としてつかみどころがない感じ。頭も顔もよく万能、雨妹の母とは少し交流があり、、追放されたのを気に病んでいた、そしたらどうみても妹っぽのが後宮で掃除係をしてたから驚き。なんでこんなところに戻ってきたんだと愚痴りつつも今度は守ろうと陰ながらいろいろ手を貸してくれる。上司として仕事を依頼してくることもある。

皇帝 雨妹の母が追放されてからずっと落ち込んでいたが最近徐々に復活中。義母である皇太后と非常に仲が悪く、落ち込んでいる間にいろいろ好き勝手されている。

皇太后 分かりやすいラスボス。自分の手駒を妃にするため邪魔ものは排除しようと後宮で問題を起こしまくる女王。呪い大好き。何かあればすぐ呪いのせいにして雨妹を困らせている。

百花宮のお掃除係~転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。

そんなわけで紹介してきました「百花宮のお掃除係~転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。」

現在4巻まで発売中

百花宮のお掃除係

コミカライズもされています。

百花宮のお掃除係 1 (FLOS COMIC)

まんが王国で試し読みできます。

というわけで今回はこの辺で。

ではまたノシ

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