このブログは「ネットを使って便利に楽しく生きる」
という趣旨(今決めた)があるので
面白いネットサービスがあれば紹介していきます。
されば紹介せねばなるまい、「なろう」を
はまったが最後、時間がものすごい速さで吸い取られていく恐ろしいサイトだ、素人にはおすすめできない。
Web小説投稿サイト「小説家になろう」
聞いたこともある人は多いと思います
最近ではアニメ化もされることが増えてきて
「なろう系」
なんて呼ばれたりしますね。
まあ知ってる人が多数いるのに説明するのもあれなんですが
存在は知っていても食わず嫌いしてる人や
本当に初耳の人に向けて僕の主観で説明します。
公式サイト↓
巨大投稿型Web小説サイト
「小説家になろう(通称なろう)」はWeb小説投稿サイトです
投稿といっても実際投稿するのは一握りで残りは読者なので
「別に小説家とかならないし…」とか思ってる人でも気軽に楽しめます、
ようは「小説版YouTube」です。
異世界転生?最高です
なろうといえば異世界転生、異世界転生といえばなろう
これくらい異世界転生ものばかりです。
異世界転生とは、事故か何かで死んだあと地球とは別の世界に生まれ変わることです(0歳スタート)、
昔の漫画やゲームのように、異世界の人に魔王を倒すために召喚された異世界転移とかもありますね。
この異世界転生が大ブームになり、それが「なろう」に大量に投稿されるようになった瞬間
「小説家になろう」は巨大小説家投稿サイトになったのです。
異世界転生のなにが面白いっていうと
- 主人公が現代知識を使って未開な世界を発展させていくのが爽快
- アニメやゲームで鍛えた想像力で協力な魔法を作り出し敵なしになる
- 主人公の価値観や考え方が現代的で受け入れやすい
- etc…
とまあいろいろ上げればきりがないので割愛しますが、まずは
1 主人公が現代知識を使って未開な世界を発展させていくのが爽快
舞台は基本的に中世ヨーロッパというかドラクエ的なファンタジー世界です
これを馬鹿にする人いますが
「うるせえ!俺はこの世界観が大好きなんだよ!」
と言いたいですね、ファンタジーヨーロッパ最高。
この世界だいたい文明が遅れていて、効率の悪い農業をし、住民は飢えに苦しみ、食べ物もまずい、井戸から重い水を引き上げ、悪い道を歩いて水を運び、汚物は道端にすて衛生環境も劣悪…
そこで現代知識を持った主人公がいろいろ改善して便利できれいで最強の国に変えます。
この展開サイコ―、シムシティ的な要素もあり、日本製品すばらしー、現代食に感動、住民からも感謝されいつのまにか王様になってました(成り上がり)
この王道展開だけでなんだろう、自尊心が満たされる?現代人かつ日本人だから「俺でもできる」ってなるんでしょうか?
真剣に分析したことはないんですが、すごい気持ちいいんですよね。
2 アニメやゲームで鍛えた想像力で協力な魔法を作り出し敵なしになる
たいてい魔法がある世界に行きますから、魔法が使えるわけです
こだわる作者なら中二感あふれる設定や呪文を作るところですが、面倒なので魔法はイメージでポンと出ます、読者も難しい魔法の説明など読みたくありません。
しかしそのイメージでポンと出るのは転生者だからです、ほかの現地住民はとても勉強をして長い呪文を唱えて主人公の十分の一以下の魔法を出します。
これがよくある展開ですが、つまり主人公はこの世界で最強だということです。
最強という事は強敵が表れてもサクッと倒せるという事です。
長々と、倒したと思ったら生きてたり、瀕死になったり、死んだと思ってた仲間が助けにきたりとか、そういう展開がないんです。
これが爽快
戦闘描写苦手な作者も多いですし、読者はストーリーの先を知りたいので漫画みたいな戦闘描写はいらないのです。
3 主人公の価値観や考え方が現代的で受け入れやすい
これはまあ作品によるんですが、基本的に共感を得られやすいのですが
あまりにも世界観にそぐわない考えをしてると少しストレスを感じます(不殺や奴隷、政治体制、宗教観等)
転生したとはいえ、生まれたときから長いことこの世界で生きてきたのだから、ある程度は染まってほしいところですね。
とまあ他にもありますが、総じていうなら爽快感があってストレスフリーなんです。
若者のストレス耐性の低下
とにかく今はストレス社会、なのに若者のストレス耐性は低下し続けています、
今はコンテンツがあふれている時代なので、少しでもがストレスたまると「もういいや」と次にいってしまいがち
オタク界隈でも、最近はアニメで少しでも鬱な展開がくると一気に興味がなくなってしまう人も多いです。
もちろん物語上必要な鬱展開は逆に盛り上がるのですが
作者がなんとなく緩急をつけようとしていきなり鬱展開やシリアスをやられると、読者はただストレスがかかって大ダメージを負います。
これがお金を出して買ったハードカバーの本だとかラノベだったらまだ読める
本だとある程度まとまってから出るので読み進めば解決まで読めることもある。
しかしなろうは無料で、短い話を少しづつ投稿していく形なので
シリアスな展開で止められると半端ないストレスを感じるのです
そうなると読者も速攻で離れるかアンチになります。
それくらいストレスに弱い。
主人公が転生者じゃなかったら
- 町を発展させることもなく現状維持
- 「現代知識があればそうするのに」って場面で解決できない
- 対比のためか知らないが基本的に知能が低い主人公が多い
- 力を得るための根拠が必要なので、厳しく長い修行シーンがあったりする
- etc…
こうなります、リアルさを追求していくと当然現代人に比べると知能は低いのですが
作者が異世界転生の逆を行こうと意識してるのか、必要以上にバカな主人公が多いです。
これが結構なストレス
「おいここはこうしろよ!」
と言いたくなる場面が多々出てきます
上手い作者さんはその辺ストレス感じることはないのですが、大半はこれです。
4 力を得るための根拠が必要なので、厳しく長い修行シーンがあったりする
これについて。
たとえ異世界転生してなくてもほとんどの場合主人公は最強です
しかし転生者は
「生まれたときから自我があって魔力を鍛え続けた」
「転生する時になんか凄い力貰った」
とかなんとなく特別な存在だから強くても納得みたいなところがありますが
現地人はそうではなく、強い根拠を見せないといけません
両親が強くてある日力に目覚める的なのもありますが
修行して徐々に強くなるパターンとかだと、上手く書かないとストレスかかってしまいます、
なんせ最初は弱いですし、負け続けるし、覚醒するために熱血なバトルをしますから。
ランキング上位にくるにはそうとう上手くないと厳しいんじゃないかと思います。
とこんな感じで、もはや読者は異世界転生者じゃないと受け入れられない体になっており
下手に現地人を主人公にしようものなら「バカすぎ」「なんで転生者にしなかったの?」と叩かれてしまいます。
馴染みのない人は「なろうは異世界転生ばっかりw」と馬鹿にしますが
なろうユーザーは「だから何?異世界転生最高なんだが?」と返しておけばいいです。
なろうユーザーは異世界転生にもの凄い安定感を感じていて、もうそれ以外は違和感を感じるまでに調教されてしまっているといるのです。
「小説家になろう」はあまりにもストレスフリー
なんだか長くなりそうなので、今回はとりあえず異世界転生を語るだけにします
なろう作者はほんとうにストレスに対して配慮しています
なるべくシリアスな展開を避け、
少しでも鬱展開があると冒頭に「鬱展開注意」と注意書きします
別にそこまでせんでも…と思いますが気にする読者はかなり気にするし容赦なくアンチコメントしたりします。
その結果特に山場とかもなくサーっと川の流れのような感じの作品が多く、
読んでると止め時が分からなく、巻ごとに分かれてるわけでもないので
いつの間にか物凄い時間を取られていることに気づきます
まあ面白くてハマってるという事もありますが
とにかく時間を食われる
僕はなろうのせいで何度も締め切りの危機に陥った(自業自得)
まわりにもっと広げたいがダメ人間化を促進しそうで怖い
でもこのブログでは今後「なろう」をちょくちょく紹介していきたいと思います。
みんなもなろうの沼にはまるがいい。
ともあれ圧倒的作品数のストレスフリーファンタジー、一度は体験してみよう。
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