なろう系小説のここが嫌い その1

なろう系

こんにちは。

今までおすすめのなろう小説をつらつらと書いてきましたが、

おすすめと言っても結局は好みの問題もあり誰でも楽しめるって訳ではないんですよね。

特に僕は雑食な上に話が面白ければ多少の粗はスルー出来る人間なので

人によっては文章拙すぎて無理ってものでもおいしくいただけてしまいます。

そんな心の広い僕でもこの設定は嫌いだってのがあります、けっこうあります(え、心広くない……⁉)。

そんなわけで今回は僕的に嫌いな設定を書き記し、僕のレビューの傾向を示すことにします。

趣味が合わないと感じた人は僕の紹介した作品読んでも多分面白く感じないと思いますし。

逆にうなずける人は同士なので大いにレビューを参考にしてください。

そんなわけでなろうのここが嫌だ、第一弾始めます。

ハーレム

これ。

めっちゃ多い、男主人公の90%はこれ、どこがいいのかさっぱりわからん。

まあでもわかるところはあります、

メインヒロイン以外のヒロインを出して、あまりにも主人公との関係を深くし過ぎた場合、主人公と結ばれないとかわいそうだろってな場合はまあ許さんでもないかな、と思います。

でもそもそもそんなキャラ出すなよと思ってしまってもうダメ。

ヒロイン、というか主人公とラブコメするのは一人でいい、他のヒロイン出してもいいけど、友達ポジや部下あたりにとどめてほしい。

出てくる女キャラ全員主人公に惚れるみたいな展開は心底止めて頂きたい。

複数と結ばれる場合は納得のいく関係性をしっかりと描写してほしい、ハーレムでも面白いものはその辺しっかりしてる。

なんとなく適当に助けたら惚れられて迫られてまあいっか結婚しよって展開もの凄く冷める。

そしてなによりそのうっすいキャラをフォローするためにどうでもいい小話を入れたり、

メインヒロインがいるのに割り込んできて急にギスギスバトル始めたり、主人公取り合ったり

そんな無駄話を入れたせいで物語の展開がスローになるのがほんとイヤ、こちとら先が読みたいんよ。

メインヒロインがめちゃくちゃ魅力的な作品はハーレム展開行きは慎重にお願いしたい、一気に評価下がる。

テンプレ量産型ヒロインがたくさん出てくる作品はもう好きにしてください。

僕は作者が心血を注ぎこんだヒロインとの大ロマンスの末の大団円が見たいんです、ヒロイン二人だと片方に遠慮して結局主人公しか活躍しないって展開になりがち。

僕が女主人公好きなのの結構な部分がハーレム嫌いってのがある。

とまあ他にも言いたいことは山ほどあるが、ほんとハーレム勘弁してほしい、

力を必要以上に隠す

はいこれ。

チート能力を必要以上に隠す展開嫌いです、かなりストレスが溜まります。

この界隈何故か力を隠すのが常識で、仮にオープンにしようものなら感想欄で叩かれます。

アホかと。

隠す意味が分からない。

まあ縛りの一種であまりに自重無しだと一瞬で話が終わるっていうんなら理解できなくもないけどそれならもっと上手く納得のいく隠す理由を考えて欲しい。

他の強い冒険者やライバルは能力フルオープンで自由に生きとるやん、力隠して貧乏生活とかなんか得あるの?せめて親やパーティーメンバーには明かしてくんない?となる。

よく国や貴族にに目を付けられる、教会に囚われる、とか目にするけど、

いやいや、その力があれば逆に従えらせることできるでしょ、と。

王に売りこめばよほどの愚王じゃなければ重宝されるし、教会なんてちょっと脅すか奇跡見せてトップになって掌握しろよ、だいたいの貴族や教会腐ってるからその方が世界の為だろうよ、と。

そして特に女性向けの作品に多いことだけど、

女主人公が追放されてチート能力に目覚めたけど前世庶民だから田舎に暮らしてのんびりスローライフ、

身近な人や村にだけその力を使って幸せに暮らします、そして平民のイケメンと結婚します、みたいな話よくあるんですが、

これめっちゃイライラする。

主人公はだいたいとても優しくて困ってる人を見捨てられない聖女のような人、なのだけどその力を使うのははごくごく一部の身内にだけ、

いやいや、そんなに優しいなら迎えに来た王子とでも結婚して王族になるか、教会のトップになって全世界のためにその力使ってよ、その方が何百万倍もの人救えますから!

神から力もらっておいてイケメン攻略する時でしかその力使わんのかい!

とイライラ半端ない。

とまあ言いたいのはチート能力はただ強力なのを付けるんじゃなくて、物語の規模や展開に合ったちょうどいいくらいの力に収めるべきだということ。

魔法が弱くて転生知識だけならまあ隠してもいい(でも王に売り込んだりはするべきだとは思う)。

女主人公で田舎でスローライフなら平凡な能力や知識でいい。

強力な能力があるならそれに合わせたスケールの展開や敵を用意すべきだと思う。

チート能力ありでこじんまりとした展開が許されるのはギャグ小説だけ。

なろう系小説のここが嫌い その1

はい、見事な駄文でした、言いたいこと言えてすっきり。

もちろんこれらの要素が好きな人は大勢いるでしょう、でも僕には無理やった……

といっても料理次第ではこれらの要素が入っていても面白く読めます、

ようは要素をぶち込むならよく考えて、自分の小説にその設定が本当にいるのか吟味して欲しいってことですね。

まあ自分では書かないくせに偉そうなこといってしまいましたが今日のところはこの辺で、

また気が向いたら続き書きます。

ではまたノシ

第2弾

コメント

  1. ヴァージン より:

    チート能力を隠すのは教会に邪神の力扱いされたり
    敵を作りすぎて収集つかなくなるとかそのあたりを危惧してるとか。
    なんにせよ理由があればねぇ。

    ハーレムに関してはすごく同意。

  2. 匿名 より:

    ハーレムは完全同意。
    能力を隠すのは上記の他に「他の能力者」に手札を知られない為。幽波紋能力の「タイプ、射程、パワー、スピード」のように情報が能力戦の戦術的優位性に直結する場合。逆にオープンにすると底上げになる呪術廻戦の設定は秀逸、これは昔話の猿神(山神)が自らの弱点を歌ったりインドの術や北欧のゲッシュ(ギアス)が元だと思う。
    なろう系は「チート」という言葉が先行するように(作者の悪い頭で扱えない)能力バトルじゃなく最初からバランスブレーカー的な「チート」なので「世界の管理者(永パ防止キャラ)」から逃げる為とか神から与えられたのではなく文字通りのズルで奪い取って神と教会から逃げるというのもアリだと思う。
    クズ主人公の場合神もクソなら調停者が潰しに来るし神がクソなら能力を奪われた神が追ってくるし逆もまた然り。抜き取る方法が有れば王様も狙ってくるし、終盤でヒロインは最初から主人公からチートを奪うつもりで近づいていたという展開も面白い(しかもサブヒロインを惨殺すれば尚ヨシ)。
    色々できますよ。

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