なろう系小説のここが嫌い その2

なろう系

こんにちは。

前回こんなの

書いたので今回はその続き、

なろう系小説でしょっちゅう出てくる定番の展開で個人的に好きじゃないものをつらつらと書いていきます。

ツッコミどころともいう。

良い作品=ツッコミどころがない(ギャグ小説は別)

なんじゃないかなぁとぼんやりと思う今日この頃。

冒険者

ファンタジー作品の90%以上の作品で出てくる(主観)謎の職業「冒険者」。

冒険者ギルドでは身分証の発行や素材の買い取り、犯罪者の引き渡し、果ては銀行機能まで完備し、未開のファンタジー世界において現代でも再現不可能な高性能ギルドカードを発行しています。

ドブさらいから龍退治まで何でもこなすこやつらですが、まあ、その存在自体はいいんです。

現代でいうハローワーカーだけどプロフェッショナルの騎士より強いとか、そんなことにはツッコミません。

異世界設定では便利だし、なんかロマンがありますからね。

冒険者自体は僕も好きで何作品も読んでいます。

問題は何でもかんでも冒険者にすればいいってもんじゃねえぞってことです。

とある最高の商人を目指す作品がありました。

現代で超エリートだった男が異世界転生して商人としてトップをとるぞ、みたいな内容で、現代の商売知識を使って商売したりして結構面白かったんですが、

何を思ったのかある日急に冒険者になりました。

そこからはもう他の作品で100回は見たような冒険者ムーブ。

ギルドで絡まれ、素材を採取に森を探索、急に強いモンスターが現れ討伐、一目おかれる、そして淡々とクエスト消化……

いやお前ね、商人なら素材買い付けろよ!

自分の方が強いから自分で取りに行く?

商人なら強い冒険者のパトロンにでもなって取ってきてもらえよ!

この後急激につまらなくなり、感想欄は大荒れ、作品はエタりました。

またこんなのもありました。

貴族としてある寂れた土地の領主になりました。

いろいろ発明したり、農地改良したり、モンスターをチートで討伐したりして領民に慕われ家臣にも一目おかれ……

うーん領民を増やすには知名度を上げねば、どうするか……せや!

冒険者になりました。

なんでやねん!

冒険者になって個人で有名になってどうすんねん!冒険に出てる間領民どうするんや、もっとこう、領民でなにか事業をするとか特産品作るとかいろいろあるやろ!

そこから始まるのは他作品で100回は見た冒険者ムーブ(以下略)

しばらく続いてましたがいつのまにか作品消えてました。

君ら冒険者好き過ぎね。

なろう作家は冒険者要素を入れなければならないと学校で習ったのかな?

でもこれわりとクリエーターあるあるです。

僕も経験あります。

初心者にありがちなんですが、

とにかく作品に好きな要素を入れ過ぎてしまうんですよね。

やりたいことがありすぎて、またはやりたいことがすぐ終わってしまって、つい好きな要素を詰めてしまうんです。

慣れてくれば逆に一つのテーマを突き詰めていくようになるのですが、初心者は兎に角詰め込んでしまいます。

一作品目を貴族ものでスタートしたのに他の商人要素や冒険者要素いれると次の作品で自分の首絞めることになりかねます、ネタ切れで。

まあなにが言いたいかって言うと、初期設定の立場をブレさせるのはやめておいた方がいいよってことです。

貴族なら貴族社会で勝負、商人なら商人社会で勝負、最初の設定が興味深かったから読んでるのに急に冒険者になられたら興ざめです。

もちろん出世や成り上がりで立場が変わっていくのは大歓迎ですけどね。

違った立場から冒険者になりたいならあらすじで明言するかそれ相応の理由、設定を詰めて頂きたい。

謙遜や誤魔化し

転生主人公で避けては通れないこれ

「なんでそんなこと知ってるの?」と聞かれた時の誤魔化し。

いろいろパターンありますが、なかには「いや~あはは……」とか無言で下向くとか、かなーりストレス溜まります。

いちいち聞いてくるキャラもウザいですが、毎回下手な誤魔化しをする主人公もウザいです。

僕思うのですが夢の中で神に教えてもらった」とか「夢の世界で見た」とかでいいんじゃね?

神が実際にいるし、魔法もある。

啓示を受ける人とかその辺にあふれてそうな世界やん、神とか魔法とか言っておけばだいたい納得しますわ。

そして前世の料理や道具を作って「どこで知ったの?」と聞かれて「しまった!」って冷や汗かいて下手な誤魔化しするやつ、

「俺が作った」でええやん、なーにが実際は前世の知識をもとに作っただけで自分が開発したわけじゃない、罪悪感が、だ。

どうでもいいわ、一体何に配慮しているのか、その程度で主人公の徳が上がるとでもいうのか、「俺が作った」でなんの問題もない、

異常なほど自己評価低いやつや手柄を人にあげるやつは逆に評価下がります。

異世界行ったならその世界を理解して受け入れて生きてほしい、なんで頑なに理想的な日本人ムーブかますのか、実際そんな聖人君主いないし逆に共感し辛い。

ほどほど日本人でいいんです、ほどほどに謙遜してほどほどに控えめでいいんです。

ほかには人に迷惑をかけない、あまり差別しないとか民主主義とか?

ほんとほどほどにしてください。急に奴隷解放を言い出したり、急に君主制を廃止したりはエゴが強すぎます。

価値観の押しつけ甚だしい、逆にすべてを受け入れる日本人らしくない。

脱線しましたが何が言いたいかって言うと、作者は日本人ならこうする、じゃなくて、自分の好きな人間ならこうする、で主人公を作ってほしいですね。

とにかく過剰な謙遜は無駄という話。

なろう系小説のここが嫌い その2

はいそんなわけで書きなぐってまいりました。

うーん完全な駄文。

あくまで個人の感想です。

手軽に大量に読めてしまうから少しのストレスでも積み重なって鬱屈してしまうんですよね、

だからこういう場での発散は大事ね。

というわけで今回はこの辺で、また気が向いたらその3やります。

ではまたノシ

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