【なろうおすすめ小説】項羽と劉邦、あと田中【レビュー】

なろう系

こんにちは。

今回も大量にある小説家になろうの良作を紹介していきますよっと、

今日ご紹介するのはこちら


項羽と劉邦、あと田中【電子版特典付】 (PASH! ブックス)

名前のインパクトすごい。

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内容紹介

項羽と劉邦、あと田中」は「古寺谷雉」氏著の古代中国タイムスリップ戦記

イラストは「獅子猿」氏。

まずは公式あらすじ

古代中国×アラサー会社員 前代未聞の英雄譚!

田中【たなか】(31歳・会社員)はある日突然、秦王朝末期の中国にタイムスリップ。
見知らぬ地を彷徨うなか、後の斉王・田横【でんおう】と出会い、
田中【でんちゅう】という名の一族の者と勘違いされ召し抱えられることに。

持ち前の弁舌を生かして重用され、田横らと親交を深める田中は、現代に帰るために、
そして田家の未来を変えるために時代のうねりに身を投じていく……。

新たな視点で楚漢戦争を描き出す、「小説家になろう」で話題沸騰の新機軸歴史ファンタジー。

こんな感じ、タイトルはコミカルですが内容はガチ戦記。

主人公の有能会社員、田中さんが戦乱真っただ中の古代中国にタイムスリップする話、なのですが、

主人公がタイムスリップしたのはありがちな「三国志」、ではなく「項羽と劉邦」の時代。

知ってますか?項羽と劉邦。

原典は司馬遼太郎の小説ですが、史実に基づいた歴史小説です。

僕は中学生のころ図書館で漫画版横山三国志を読んだ後、流れで横山項羽と劉邦を読んだので多少は知ってます、

が、これめっちゃマイナーなんじゃないの?

いや、中国では三国志にほどではなくとも有名なんだろうけど日本だとどうだろう、

まず日本で三国志が有名なのはゲームのおかげな部分が多くて、あの長い漫画版読んでるのなんてけっこうな陰キャ…いや読書家くらいなもんじゃなかろうか。

まあ知らない人のためにざっくり言うと、

項羽と劉邦というダブル主人公が始皇帝の圧政に立ち上がり、共に戦って、成り上がって、最後はお互いに戦って劉邦が勝ち、漢という国が始まるお話。

三国志が漢の末期から始まるので、もっと過去の話になりますね。

始皇帝の圧政に立ち向かうという話は結構漫画で見かけるかな?

まあそんなわけで血みどろな舞台に飛ばされた田中さん、

彼は中国語が堪能で話術が得意なエリートサラリーマン、項羽と劉邦も読破済み、ただしそのままタイムスリップしただけなので不思議能力も言語翻訳もなし。

そんなヒョロガリな現代人がこんな時代にいったら即死亡、といったところですが、幸運にもその土地の元王家だという有力者に助けられます、

名を「田横

後に田氏の斉最後の王となる男に助けられ、同じ田氏だと勘違いされ、家に連れ帰りいろいろと面倒を見てくれます。

この田家には同じ田一族が沢山いて、得体の知れない田中を温かく迎え入れてくれて、田中はすっかり田家が大好きになります。

しかし田中は知っています、

田家の斉はこのままいくと滅ぶということを。

なんの力もない自分だけど、この優しい人達を救う事はできないのか、それとも歴史を改変してもいいのか、そもそもできるのか、田中はこの先生きのこれるのかーー!

みたいな話です。

おふざけ気味なタイトルからは打って変わってシリアスな内容、

でもキャラクターは個性的でギャグ展開もあり読みやすいです。

田中さんが現代知識チート無双するんだろうなーと思いきや、案外そうでもなく、序盤は特に基本傍観者です、タイトル通り添え物です。

歴史の流れを間近で見る一般人のような立ち位置で、この激流に翻弄されてただただ見ているだけで、改変どころじゃなく、まあ一般人だしこんなもんだよな、とリアリティも感じつつヤキモキしてしまいます。

次第に田家を滅亡から救うためにやる気を出しますが、所詮一般人、戦術なんてわかるはずもなく、戦ではなんの役にも立ちません、しかしエリートサラリーマン田中には協力な武器がありました。

そう弁舌です。

この舌で何件も契約を取ってきた田中の弁舌はまさにチートレベル、これで勝つる!

といった感じで大きく歴史は変えられないものの、細かく死亡フラグを折ったりしてどんどん頭角を現していき、田家での立場も上がっていく、

歴史上の人物とも出会い、なんだかんだと関わって、仲良くなったり、能力を認められたり、そいつあのチートキャラじゃん!仲間にしろ田中!とツッコんだり。

そんな歴史戦記モノとなってます。

弁舌を馬鹿にしてはいけません、援軍や支援を要請したり、敵をその場所にとどめたり、裏切らせたりと口先だけで何万という敵を戦う前に減らしたりできるので、戦術系よりも上位といっても過言でありません。

そんなわけでこのどうしようもない世界に田中という異物が混じったらどうなってしまうのか、これからの展開が楽しみな作品です。

ちなみに結構原典知ってる前提で話を進める感じなのでwikiとかでさらっと読んでおくといいです、

項羽と劉邦 (小説) - Wikipedia

僕は大昔に一回読んだだけなので完全に忘れて(たしか劉邦はろくでもないやつだったことは覚えてる)ました。

その状態で読んでも結構面白かったですが、一度wikiで確認してから読み直すと面白さが倍増です、これが歴史タイムスリップモノの醍醐味ですね。

あと当然のことながら地名や人名が漢字なので読めない字が結構ありますが、比較的多めにルビを振ってあるので親切。

まあそんなわけで三国志や戦国時代に飽きた人や、歴史モノ中国モノが好きな人におすすめです。

キャラクターについて

田中 主人公 現代人にして30代の男、田中(でんちゅう)として頑張って生きる。口が上手く頭脳明晰、何気に剣も上手くなった、ただ戦場ではへっぴり腰。現世で死んだわけではないので、現代に戻ることを諦めたわけではない。本気を出せば凄そうだけど日本人らしく自己評価は低いのでさっさと自重を取っ払ってほしいところ。

田横 恩人 さまよっていた田中を拾って面倒見てくれるいい人。でもわりと脳筋でゴリラ。後の田氏の斉最後の王。頭脳派の田中を補佐につけてこの世界を駆け巡る。義に熱く気は優しくて力持ちを地で行くが頑固なのでほっておいたら敵に突っ込んで死にそうなので目が離せない。

田家 元斉王家の一族 得体の知れない田中を一族として迎え入れてくれたいい人たち。史実では滅ぶのが確定してるので田中はなんとかしてこの人たちを救おうと頑張る。

劉邦 原典の主人公その1 後に漢の高祖となる偉人、だがもとはチンピラ。ただ不思議な人望があり、本人は無能で戦下手だが仲間に有能なものが多数あつまり乱世を制していく。割と初期に田中と会い、気安い友人のように接してくる。

項羽 原典の主人公その2 後に腐敗した秦を倒す英雄。苛烈な性格で脳筋だが戦の天才。田中と会うのは少し遅いが、項羽パートとして序盤からしっかり活躍する。田横とは似た者同士といった感じで良きライバル。田中とは酒場で出会い田横と共に仲良く語り合ってケンカした。

他歴史もの故に多数キャラが出るが多すぎるので割愛。

この三人の英雄たちに田中がどう影響するのか、いまのところ仲がいい(?)のに将来はほんとに殺しあうのか、先の展開が気になりまくりです。

項羽と劉邦、あと田中

そんなわけで紹介してきました「項羽と劉邦、あと田中

現在3巻まで発売されています。


項羽と劉邦、あと田中

三巻は最近(6月26日)に出たばかり


項羽と劉邦、あと田中【電子版特典付】3 (PASH! ブックス)

なのでまだ追いかけやすいです。

コミカライズもされています。


項羽と劉邦、あと田中(コミック)1 (PASH! コミックス)

Web版のペースはゆっくり目ですがその分内容は濃いです、

原典を読破済みの方や、未読だけど興味が出てきた方は是非読んでみて下さい。

え、原典読むの面倒?今の時代ネットで概要だけ調べれば十分です。

一応原典


項羽と劉邦(上) (新潮文庫)

上中下の三巻、意外と少ない。

そんなわけで今回はこの辺で。

ではまたノシ

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