【なろうおすすめ小説】ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記【レビュー】

なろう系

こんにちは。

さあ次は何を書こうかなと悩みつついつも通りアプリで愛すべき時間泥棒サイト小説家になろうを読んでたわけです、風呂で

そしたら気軽に読める戦記物としてお気に入りの小説の新刊がもうすぐ出るというではありませんか。

これは優先して紹介せねばなるまいと謎の使命感に駆られ、こうして筆(?)を取った次第です。

というわけで今回ご紹介するのはこちら。


ミリモス・サーガ――末弟王子の転生戦記 (ツギクルブックス)

わりとライトなファンタジー戦記

ad




内容紹介

ミリモス・サーガ」は「中文字」氏著のファンタジー戦記モノ

イラストは「岩崎 美奈子」氏

まずは公式あらすじ

末弟王子で悠々自適な生活のはずが、
なぜか大国相手に奮闘するはめに――。

スローライフできない転生王子の異世界奮闘記!
帰省中に遭遇した電車事故によって異世界に転生すると、そこは山間部にある弱小国だった。
しかも、七人兄弟の末っ子王子!?
この世界は、二つのそれぞれの道でぶっちぎりの技術力を誇る大国が大陸の覇権をかけて戦い、小国たちは二大国に睨まれないようにしながら互いの領土を奪い合う戦国の様相。
果たして主人公――末っ子王子の『ミリモス・ノネッテ』は生き残り、立身栄達を果たせるのだろうか!!

こんな感じ。

僕もまあ好きでよく読むんですが、戦記モノといえば言ってみれば重厚な戦争話

仲間が死んだり村人が大量に死んだり味方は陰謀でドロドロ敵を大量に殺したり……まあ創作に倫理観持ち込んだりしないので死んだ殺したは別に気にしないのですが

めっちゃ疲れるんですよね、やっぱそういうのは感情が揺さぶられるというか。

大量の敵に囲まれて絶体絶命、援軍はいつ来るのか、策はあるのか、兵糧は、とか

敵の陰謀で味方が死んでその復讐で主人公が闇落ちして大量虐殺じゃ、とか。

とにかく心の消費カロリーが高い。

面白くても2,3本程度に抑えときたいのが戦記モノというジャンル。

そうはいってもワシは戦記モノが読みたいんじゃ!でもおじいちゃんそんな精神状態じゃ無理よ、って時に読みたいのがこの作品。

気軽に読めてわりとストレスフリー、でもしっかり戦記していて面白い、

それが「ミリモス・サーガ」。

主人公は転生して山奥の王家に生まれます。

といっても上に優秀な兄弟が沢山いる末っ子、王族教育なども受けずに将来は兄の下で働くことが決定された身。

臣下としての教育は厳しく辛いものだったが魔法研究は面白く、特に不満はなく生きてきました。

この世界は魔法技術に優れる「魔導帝国」と謎の術により人間離れした身体能力を誇る「神聖騎士国」とが覇権を争っており、しょっちゅう戦争しています。

この二国は文字通り圧倒的な戦力を持っていて周辺の小国などちょっと小突いた程度で吹き飛ぶほどの差です、

主人公はその周辺の小国のさらに小国、視察で両国の戦争を見て決して逆らうまいと決意します。

ところでこの主人公のミリモス、魔法の知識で国一番となり剣でも戦略でも非凡な才能を見せ、12歳にして元帥の座に就くことになりました。

元帥といえば軍事のトップ、まあ王族の誰かがつくのは間違ではない。

軍事の責任者として、王子として、周囲の小国が攻めてくるので追い返したり逆に占領したりして国を発展させていく王道戦記物語

ただし大国に目を付けらせないように控えめに!

この控えめというのが重要。

この世界、不正や騎士道に反することをすると騎士国がめっちゃ介入してきます。

難癖付けて戦争を起こしたり、条約を破棄して攻め込んできたら逆に騎士国に滅ぼされます。

逆に約束を上手く使えば騎士国を盾にスムーズに占領出来ます、例えばこの一騎打ちに勝てばこちらの勝ち、だとか。

つまりルール付けがしっかりされているのであまり悲惨なことにはならず、主人公も外道な策を使ったりすることなく、

お互い正々堂々と戦い勝敗が決したところで、審判役の騎士国が間に立ち条約を結んだりして決着がつくのでなんともライトな世界観です。

ライトにポンポンと領地が増えていくし、騎士国の存在のおかげで統治もスマート、帝国が何かと陰謀を仕掛けてくるが、直接介入すると騎士国が邪魔するのであまり問題なし、

もちろん戦争なので何人も死んでますがあまりそういう描写は無し。

これぞまさにライト戦記、重厚な戦記にこだわりがある人には向いてませんが、

そんなもんに囚われない、面白ければなんでもおkな人には気軽に読める戦記モノとして、または戦記入門としてもおすすめできます。

ただ僕的にどーしても気に入らない点が一つあります。

あ、以下ネタバレ注意。


本作のヒロイン、騎士国のパルベラ姫

このヒロインはいいんです、運命的な出会いをして違う国に生まれたミラクルロマンス(古い)

互いに徐々に距離を縮めて王子と王女がついに結婚、完璧なヒロインムーブ。

それなのに大してフラグも建ててないミリモスの部下のサブヒロインとも結婚てどうなのよ、しかも主人公はそうでもないのに、部下の子が王子のことを好きだからという理由で。

あんなに王子とラブコメロマンスしてた姫が急に平民の部下も結婚してやれと押してくる、やめてくれよこの登場する女キャラ全員主人公とくっつけさせるなろうの悪習。

これが帝国の姫とかならわかるよ、全然納得できた、でも平民でストーリー的になんの役にも立たなそうなキャラ(一応有能な副官ではある)とハーレムさせるのはどうなのよ、王族の結婚ってそういうのじゃないでしょ。

メインヒロインに一途の方が作品の質も上がるし、ハーレムなら相応の理由や平等なフラグ建てが必要だと思うんだよね、別に主人公とくっつかなかったら不幸になるキャラじゃないし。


以上グチでした。

※あくまで僕の意見です。

逆に登場する女キャラは全員主人公が幸せにするべきって人は嬉しい展開とも言えます。

むう、はやくこのハーレムトレンドおわらんものか……

まあこの辺めっちゃもやもやしたけど全体的には面白いんだ、それは間違いない、その部分の比重もひくいし。

キャラクターについて

ミリモス 主人公 魔法も剣も凄い軍事の天才(本人は自覚無し)。転生者だが科学知識とかあんまこの世界では役に立たなかったから結構頑張った。末っ子だし教育受けてないし王座とかあり得ないと思っているが周りは…という俺なんかやっちゃいましたか系主人公。それなりにチートだが騎士国や帝国の兵士には及ばない。

パルベラ ヒロイン 騎士国の姫だが兄弟は何人もいる。戦場でミリモスに助けられて一目ぼれ、あの方はいったい誰なの?と胸を焦がす日々、完璧なヒロイン。控えめな性格だが行動力は脳筋な騎士国の姫らしいところもある。

ファミリス 師匠 パルベラの護衛で騎士国のエリート、一人いるだけで小国との戦争ぐらいなら楽勝できるが基本不干渉、不正を働いたら参戦するためなにかと強力な後ろ盾で便利な存在。チート気味な主人公より圧倒的に強いため主人公に騎士の戦い方を教えてくれる師匠となる。性格はザ・女騎士。

ホネス ヒロインその2 主人公を先輩と慕う優秀な副官、ヒロインだけどなんか薄い。

アレクテム 爺 主人公の守護にして元帥の補佐役。やっぱり王子主人公には優秀な爺が必要だよね、と改めて思わせてくれる良いキャラ

フンセロイア 帝国のエリート執政官、野心的なキャラだがミリモスに利用価値を見出だし上手く利用すれば帝国でもっと上にいける、と考えなにかと協力してくれる。彼の出世も本作の楽しみといえる。

兄弟たち 兄3人姉3人、基本的に有能でいい人、ミリモスが能力を示すとお家騒動はどうなるのか、仲はいいが…?

その他は部下の兵士だったり、倒して仲間にした将軍だったりと戦記らしい頼もしい仲間が増えていきます。

有能な敵が仲間になるとゲーム脳としては嬉しくなりますよね、

そういえば戦記にありがちな孔明的な軍師がいないな……今後に期待。

ミリモス・サーガ 末弟王子の転生戦記

というわけで紹介してきましたミリモス・サーガ。

現在は1巻のみですが6月10日に2巻が発売されます。

一巻はこちら


ミリモス・サーガ――末弟王子の転生戦記 (ツギクルブックス)

うーんなんかこのオビ違うような気がしなくもないけど、まあ端的に言えばこんなもんか。

新刊がもうすぐでるのでこの機会にまとめて読んでみましょう。


ミリモス・サーガ――末弟王子の転生戦記2 (ツギクルブックス)

まだ二巻までなので追いつきやすいですよ。

とにかくスラスラ読めるファンタジー戦記、サクサクと領地を増やし内政を充実させて民が幸せな様子をみたいんじゃ!って人におすすめです。

タイトルとURLをコピーしました