【なろう小説】「弱小領地の生存戦略!」がかなり面白い

なろう系

こんにちは。

今回も「小説家になろう」で個人的に面白いと思った作品を紹介&レビューします。

というわけで今日ご紹介するのはこちら

弱小領地の生存戦略! ~俺の領地が何度繰り返しても滅亡するんだけど。これ、どうしたら助かりますか?~

弱小領地の生存戦略! ~俺の領地が何度繰り返しても滅亡するんだけど。これ、どうしたら助かりますか?~
R15 残酷な描写あり オリジナル戦記 IF戦記 男主人公 西洋 タイムリープ 内政 チート 内政チート 時間遡行 妻複数 ネット小説大賞九感想

ちなみにまだ書籍化されてません。

書籍化されてない作品は画像とかショップページとかないから書きにくかったりするんですが、

現時点でかなり人気なのですでに書籍化の打診くらいはとっくに来てるだろう、
なんならもう作成済みであとは発表するだけ状態だと思ってるので見切り発車します。

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内容紹介

弱小領地の生存戦略! ~俺の領地が何度繰り返しても滅亡するんだけど。これ、どうしたら助かりますか?~」は「征夷冬将軍ヤマシタ」氏著のファンタジー小説。

まずはなろうからあらすじ転載

クレイン・フォン・アースガルドはどこにでもいる普通の領主だ。
 平和な領地を何事もなく治めていたのだが。ある日唐突に侯爵家から軍隊を送り込まれて、アースガルド子爵家は滅びることになる。

 クレイン自身も命を落とした――と思った次の瞬間。
 彼は自宅のベッドで目を覚まして、滅亡の三年前へ戻っていることに気づいた。

 その後、前世と同じ時期に、同じような事件が起きていることを確認したクレイン。
 このままでは三年後に滅亡すると確信した彼は。滅びの道を回避するために、決死の生き残り作戦を開始した。

 ――が、死ぬ。何度繰り返しても些細なことで彼は死に、領地は滅びた。

 死にたくない。領民の皆殺しも避けたい。その思いで、彼はひたすら繰り返す。
 ハッピーエンドを迎えるその日まで。

※ この作品のキャッチコピーは、「主人公の命は羽毛よりも軽い」です。
 命の軽さと、重さを知る物語となります。

みんな大好きタイムループもの。

よくわからないうちに攻め込まれ領民ともども殺された主人公クレイン。

目が覚めると3年前に戻っていた、というやり直し系の話。

悪役令嬢系だと結構ある(処刑回避がお約束なので)けど
それとは違うのが、ループは一回じゃなく死ぬたびに巻き戻るという点。

男主人公なので容赦なく死んでもがいて、泥臭く理想のハッピーエンドをつかみ取る、

まああれです、○ゼロ系の話です。

死に戻り+領地経営

貴族である主人公の領地は3年後に滅ぶ運命。

穏やかで優しく、領民思いの主人公は滅び回避のために

お金を集めたり、農政改革したり、軍備拡張したり色々対策します。

しかしそのたびにちょっとしたことで突然のデッドエンドを迎えます。

もう何しても死ぬ、え、この一言間違えただけで死ぬの?というレベルで殺されます。

3年もった初回どんだけ運良かったんだよというほど殺される。

この手の死に戻り能力はただポンポン死ねばいいってもんじゃなく、

絶望感や悔しさ、謎や希望といったドラマチックなバッドエンドを複数用意しなくちゃいけないので、
真似しようにも執筆難易度が高いと個人的に思ってるわけですが、

この作品はその辺ばっちりです。

たまにうっかりコミカルに死んだりもしますが、

死ぬたびに、どうしてこうなったんだ、何を間違えたんだという悔しい思いがひしひしと伝わってきて、
普段あまり感情移入しない僕でも主人公と一緒にこの苦難を乗り越えようと引きこまれます。

針の糸を通すような条件をクリアした時の喜びようったらない。

ループものの楽しさをしっかり味わえます。

加えて鉄板人気ジャンルの領地経営要素。

領地のどこを掘れば鉱石が出るか、どこの商人が味方か、近隣の領主はどうか、王家は?

とか失敗も成功もいろんなパターンを試せるのでまるでシミュレーションゲームでセーブロードして総当たりするような楽しさがあります。

部下も一癖も二癖もあるような連中で、初めは裏切りものでもしっかり対処すれば絶対の忠誠を誓ってくれたり、領民も普段は慕ってくれていても、政策を一歩間違えれば反乱がおきたりと
ループものならではのやりたい放題。

もう面白すぎます。

成長する主人公

この手のループものでは珍しく、主人公がしっかり成長します。

いや、他作品も精神的には成長しますがあまり能力が上がった感が少ないものですが。

この作品は死ぬと初日に戻るので時間が有り余るほどあります。

その間に筋力は戻るのでダメですが、政治知識や交渉術、軍略や技術などをしっかり努力して成長していきます。

とはいえチートものとかではないのでせいぜい野望系のシミュレーションと同じく上限100で90超えるレベルなので無双できたりするわけではないですが
その分突出した部下を集めたり。

これはあれだ、強くてニューゲーム。

主人公の能力だけ引継いで効率プレイするような感覚。

総じてこの作品、ゲームっぽいです。

かといってステータスとかでるわけでもなく(作者がたまにステータス見せてくれる)、作中にゲーム要素がでるわけでもなく(死に戻りは別として)。

ちゃんと現実的な西洋世界を舞台にしたお話になっています。

とにかく面白い。

その手のゲームが好きな人は間違いなくハマる。

ハーレムではない、かもしれない

なろうの悪しき風習ハーレム要素ですが、この作品は(今のところ)違います。

せいぜい2人、もしかすると3人?

そもそも僕がハーレム嫌いなのは、ヒロインがろくなドラマもなしに惚れるのが嫌いなわけで。

この作品はループのおかげでじっくりドラマを見せてくれるのであまり不快感はない。

関係が最後までいってから死に戻ったりするので、今度こそ、とこちらの執着もすごい。

ヒロインにとっちゃなんのこっちゃですが、

このヒロインたちと幸せになるぞ、と心底思えます。

全ての謎を解いたら…

この作品には様々な謎が隠されています。

なぜ領地が滅ぼされたのか、なぜ死に戻りできるのか、なぜあのキャラは部下になってくれたのか……

それらの謎がだいたい第5章辺りでわかるのですが、それからの展開がガラッと変わってめちゃくちゃ熱い。

このギミックのためにいままでコツコツと伏線積み上げてたんだなぁとなって感無量。

なので取りあえず5章までは読んで欲しい。

5章までは「ここやり直せよ」とか不満がちらほら溜まっていても、ここを超えると全部吹っ飛びます。

キャラクター所感

クレイン・フォン・アースガルド 主人公 若くしてアースガルド領を継いだ子爵、17歳。穏やかな性格で趣味は畑いじりと牧歌的な田舎貴族。果てしない陰謀に巻き込まれ次第に強くなっていく。

マリー メイド 幼いころからずっと仕えてくれる幼馴染メイド。やり直した朝に毎回起こしに来てくれる平和の象徴的な人。わりかしギャグ要員。

ハンス 領兵 平凡な能力の衛兵隊長だが急に優秀になった主人に毎回意味不明な無茶ぶりをさせられる人、初期ユニット。

ブリュンヒルデ 騎士 王子の側近で剣の達人。いろいろあってクレインの秘書として貸し出されている。凄腕の暗殺者でもあり主人公がミスると即殺しに来る。死因ランキングぶっちぎりのナンバーワン。毎回微笑みながら殺しに来るので心の中で微笑み騎士と呼んでいる。

トレック 商人 人が良いため初回の人生では潰されていた商人。仲良くしてみたらあらゆることで味方してくれるようになった友人。その分無茶ぶりもすごい。

アストリ 伯爵令嬢 すべてのループでクレインに縁談を申し込んでくる隣領の伯爵令嬢。13歳だが絶世の美女、瀬角も良い理想の嫁。ただし結婚すれば至上の幸せを得られるが、10歳の頃から縁談を迫っていた隣のロリコン大貴族が大軍を率いて攻めてくる。断ると最大の味方の伯爵が失われるのでわりと詰んでる。

弱小領地の生存戦略! ~俺の領地が何度繰り返しても滅亡するんだけど。これ、どうしたら助かりますか?~

そんなわけで紹介してきました「弱小領地の生存戦略!」

同作者の「やっちまえ! お嬢様!! ~転生して悪役令嬢になった当家のお嬢様が最強の格闘家を目指し始めてしまったので、執事の俺が色々となんとかしなければいけないそうです~

も読んだけど非常に面白かった。

もう完結していたけど意外なことに他作品もいまだ書籍化していない。

もう一つの中編「最速英雄伝説~パーティを追放された俺は、素早さを極めて無双する。俺を追放したパーティメンバーが戻ってきてほしいと言っているが、もう遅い。決断が遅い。行動も遅い。とにかく遅い! 速さが足りていないッ!~

はタイトルのせいで若干読む気が失せてますがきっと読めば面白いんだろうと思うのでそのうち読んでみます。

というわけで今回はこのへんで。

ではまたノシ

コメント

  1. 匿名 より:

    まだ世間的には無名だけど、正直この先知名度と評価が比例していく凄い作品だと思う
    出来れば大事にしてくれる所でコミカライズなりして欲しいものです

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