【おすすめなろう小説】退屈嫌いの封印術師【レビュー】

なろう系

こんにちは。

今回も小説家になろうで連載中の作品で個人的に好きなものを紹介&レビュー。

つい先日書籍版が発売されたので紹介せねばなるまいと思いつつ結構日が開いてしもうて申し訳ない。

というわけで今日ご紹介するのはこちら。

退屈嫌いの封印術師 ~復活せし不死王たち~

敵強すぎて絶望感半端ない

ad




内容紹介

退屈嫌いの封印術師」は「空松蓮司」氏著のファンタジー小説

イラストは「伊藤宗一」氏。

まずは公式あらすじ

変化を嫌う街で、ただ日々を過ごす青年・シール。ある日、ふと正義感に燃えた彼は人助けをするも領主の息子を殴ってしまったことで投獄される。獄中でのつまらない毎日が半年も過ぎた頃、変化を欲する青年の前に年老いた一人の囚人が現れた。老人は『世界で唯一人の封印術師』だと言う。興味を持った青年は軽い気持ちで彼に弟子入りするのだが『退屈』だった日々が、そこから大きく変わっていく――。退屈を嫌う青年の大いなる冒険が今、幕を開ける。『――飛び込め、少しでも面白い方へ……!』

はい、転生者じゃない&チート無し(でも素質は凄い)現地主人公です。

なんか久々に普通のラノベ読んだ感。

なろうの流行りやウケとかいろんなものを無視して好きなものを書いてる感じがして好印象ですね。

主人公は退屈な日々にうんざりしてるややチンピラな一般人。

あらすじのとおり牢獄で出会った世界一凄い爺さんに気まぐれで弟子入りしたらその才能を開花。

釈放されたら獄中死した師匠の恩を返すため、また師匠の話した大冒険に憧れ一人旅立ち。

となかなかに感動的でハートフルな師匠のとの生活(牢屋の中だけど)をみっちりと描写してからのいざ外の世界、は結構解放感あって良い。

が、外に出てからは苦難の連続。

世界最強の封印術士として世界最強の敵と日々闘い続けていた爺さんの弟子として

半年程度しか修行してないのにいきなり世界最強クラス(沢山いる)と戦う羽目になります。

敵は唯一の天敵封印術師を倒すため容赦なく追い込んできます。

獄中でほぼ座学しかやってなかったのになんというハードモード。

もうのんびり冒険とかいってられません。

毎回死にそうになりながら機転を利かせてなんとかギリギリ乗り越える事が精いっぱい。

果たして爺さんの心残り=最強の男がなせなかった事、をこんな元チンピラの一般人が全て解決することが出来るのだろうか、

それ以前にこの先生きのこることができるのか。

そんな話です。

敵の設定が素敵

主人公は封印術師なので色々なものを封印して戦います。

戦闘向きじゃなくね?と思われがちですが、

この能力は特定の敵にとってはもっとも脅威となるものです。

その特定の敵とは、もうどうやっても倒せない上に不死身だから死なない再生者と呼ばれる世界の敵。

その再生者によって世界はとんでもない被害を受けていたが代々の封印術師がこれを封印、現在は7体が確認されている。

死なないだけならまだしも奴らの能力は天変地異を操るような絶望的なものばかり。

各自様々な能力に特化し何1000年と生きてるような正真正銘化け物、

名前も屍帝とか泥帝とかこんな感じ。

これにパンチして印つけて封印するちょっと強いだけの一般人の主人公。

絶望感が凄い。。。

ちなみに大部分は師匠が封印したが何者かによって解かれ、今は解放直後だからちょっと弱いというまさにRPGといった設定。

魔法の設定も凝ってる

魔力には七つの色がある。
赤、青、緑、黒、白、黄、虹。
この内、赤・青・緑の魔力は全ての人類に流れている。これを《主源三色(しゅげんさんしょく)》と呼ぶ。
 そして他の黒・白・黄・虹。この内一つがランダムに一個人に与えられる。これを《副源四色(ふくげんよんしょく)》と呼ぶ。
 つまり、《主源》の三色+《副源》一色で合計四色の魔力が人間には流れているらしい。
 魔力は色ごとに特性がある。。。。

設定書こうと思ったけどなんかめっちゃ長くなりそうだったし本篇にまるっと説明会があったので一部を転載。

詳しくはWeb版2話参照。

かなり練られている、特に重要なのがこの《副源》というやつ。

個人個人で違う上に能力も様々、いろんな能力者が出てくる様はまるでハ〇ターハ〇ター

いや、何となく言ってみただけだけど実際似てるなこれ、作品全体の雰囲気が。

うん、ハ〇タ好きは楽しめるわこれ。

ちなみに7人の再生者はこの7色のどれかに特化した存在だったりする。

仲間が魅力的

ヒロインも出てきて旅の仲間になったりしますが、男もしっかり出てきて一緒に戦ってくれます。

中でも以前師匠と共に旅をした英雄とも呼べる仲間たちが熱い。

当然最強格なので物語の都合的にすぐ別れたりするんですが、

流石に修羅場をくぐってきたこともあり言う事や闘い方が一々熱い。

主人公はそんな彼らに憧れたり信頼したりしるわけで、昔の仲間が出てくるとめっちゃワクワクします。

こういうのあんまりなろうでは見かけないので新鮮ですね。

個人的に微妙な点

僕的に苦手なところがあるんですよねこの作品。

多くのラノベに言えることなんですが、この小説もラノベっぽいので当てはまります。

何かって言うと

時間の流れが非常に遅い

ってところです。

高校生主人公が歳をとらせないようにか一年で何度も死にかけたり世界の危機に見舞われたりその日のうちに何度も強敵と戦うやつ、息苦しくて苦手なんですよね。

この作品もめちゃくちゃタイトです。

修行も半年だし釈放後すぐに出立してすぐに大事件に遭遇し死にかけて起きたらすぐ出発しまたすぐに死にかけます。

結構話進んでかなり強くなったと思ったらまだ一ヶ月くらいしか経ってなかったとか驚愕のタイトさと成長率(と回復性)。

息苦しいから時間はゆったり取って欲しいんですよねぇ、時間がたつと敵が強くなるとは言え。

このままだと敵全部倒してエンディングを迎えうるころにやっと一年になるんじゃねと。

なんかそれだと大冒険感薄れるんだよなぁ、まあ気にならない人はいいんだけど。

あと転生者じゃないのでなんか臭そう。

風呂入る描写とか衛生気を付ける描写がないのが、まあリアルで正しいんだけどこいつら汚そうだなぁとか思ってしまう。

全体的に土臭い。いやリアルっちゃあリアルだけどね。

キャラクター所感

シール 主人公 退屈な人生に飽きていた一般人。わりとチンピラ。世界で唯一の封印術師となる。この力で大冒険だ!と思ったらとんでもない目に遭いまくって冒険どころではないのがちょっとかわいそう。かなりポジティブで能天気、一見バカっぽいが機転が利きずる賢い。チート級の成長率を持つ。

バルハ=ゼッタ 師匠 最後の封印術師で最強の男。数々の伝説を残したがハメられて投獄された。再生者はあらかた封印し弟子は採らない気だったようだが、その後ポロポロ封印解かれてるのでここで弟子採ってなかったら世界詰んでた。

シュラ&アシュ 仲間 日に当たると体が入れ替わる呪いを受けた双子の姉妹。シュラが武闘派のツンデレ、アシュは魔法が得意な不思議ちゃんタイプ。呪いが厄介なほど強力な祝福を得られるので強い。呪いを解くためにバルハ=ゼッタを探していた。

ソナタ=キャンベル 仲間 謎の吟遊詩人、だけど歌は壊滅的に下手。師匠の昔の仲間で物凄く強い。お調子者で掴みどころがないがいろいろ教えてくれる。

レイラ=フライハイト 仲間 師匠の孫。最初のクエストは爺さんが獄中で書いた手紙を孫娘に届けること。さぞいい子なんだろうなぁ

退屈嫌いの封印術師

そんなわけで紹介してきました「退屈嫌いの封印術師」

現在第一巻が発売中

退屈嫌いの封印術師 ~復活せし不死王たち~

書籍化にあたり結構な量加筆してあります。

今後が楽しみな良作!

というわけで今回はこの辺で。

ではまたノシ

タイトルとURLをコピーしました