【なろう小節】「最果てのパラディン」が非常におもしろい

なろう系

こんにちは。

10月からの新アニメ、ラインナップを見るとまたごそっとなろう系が増えましたね。

何作か読んだことありますが、ほとんどが(あ、これアニメ化しちゃうんだ、ふーん…)と思うものばかりですが、

中には、よくぞアニメ化してくれた、というものもあります。

いや正確に言えば、一作だけあります(無職転生は2期だから除く)、それがこれ

最果てのパラディン

というわけでご紹介。

内容紹介

最果てのパラディンは「柳野かなた」氏著のファンタジー小説。

イラストは「輪くすさが」氏。

まずは公式あらすじ

かつて滅びた死者の街――人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「……この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。「約束だ。ちょいと長いが、語ってやる。多くの英雄と俺たちの死の……、そして、お前がここで育った話でもある」――その全てを知る時、少年は聖騎士への道を歩みだす。

前世でダメ人間だった主人公が転生して頑張る話。

これだけだとコッテコテのテンプレ転生ものですが、この作品はそんなもんでカテゴリーわけしてほしくない。

この作品、その辺のふんわりドラクエ風RPGファンタジーじゃなくて、壮大でち密なガチファンタジーです。

まるで洋書の古典ファンタジーのような世界ですが、程よく現代的な要素(主人公無双など)を入れることで非常に読みやすくなっている。

1エピソードごとの密度が濃く、読み応えのありすぎる作品です。

設定が好き

人間はだれか一柱信仰する神を選び加護を授かる、みたいな一見ちょっとRPGっぽい要素があります。

それによって生き方とかも決まったりするんですが、設定が細かくオリジナリティ溢れているため、全然ゲームっぽくありません。

ただこの世界では神がいて信仰するのが普通なんだな、と思うだけです。

主人公は様々な神を知り、どれにしようか迷いますが、最終的に選んだのは超マイナー神の「灯火の神グレイスフィール」なにこの名前かっこいい。

グレイスフィールは生生流転をつかさどり、主人公を転生させた張本人、灯を持つことから導きの神ともいわれています。

そんな神の使途となり、迷える人たちを導くべく救世の旅に出る、みたいな話。

ほかにもいろんな神がいて、誓いを破ったりすると神罰がくだったり、誓約通りに生きると加護をもらえたり、この、神が身近でだれもが信仰を持ってる世界観、好き。

実際に行ける黄泉の国とか、戦いの神が死後の戦士を集めてるところとか、実に北欧の民話や神話っぽくてたまりません。

主人公馴染んでる

そんなガチすぎるファンタジーにフワッとファンタジーの転生主人公が来て大丈夫なんかとおもわれますが、

幼少期に育ててもらった親がいい人だったため、主人公はこの世界で本気で生きていくと決意。

転生ものでありがちな、実際に神にあったにもかかわらず信仰しないやつとか、
現代より長く生きてるにもかかわらず、ずっと現代の感覚のままのやつとは違い、しっかりと神を信仰し、地にしっかりと根付いた考えで生きていきます。

こういうところがファンタジー世界に没入感を与えてくれます。

たまに現代知識チート使いますが、それでイキることもなく、誠実清廉、

これは神の騎士、パラディンですわ。

原作続きは…

そんな設定からお話から全部非常に面白い作品ですが、

原作エタってます。

もうずっと更新してないし書籍版も止まってます。

なにげに海外人気も高いので世界中のファンが更新待ってる状態。

プレッシャーも凄そうですが是非頑張ってほしいところ、このアニメ化でやる気だして!

キャラクター所感

ウィリアム 主人公 転生したダメ人間。アンデットに拾われ育てられたが、その生きざま、愛に触れ真人間を通り越し聖人に。灯火の神グレイスフィールの使徒として迷える人や魂を救うのが使命。

ブラッド 戦士 主人公を拾ったスケルトン。元最強の戦士。豪快な頼れるおやじ。

マリー 僧侶  主人公を拾った ミイラ。地母神マーテルの元聖女。愛情深い母親

ガス 魔法使い  主人公を拾ったゴースト。元最強の魔法使い。お金が大好きで偏屈なじいさん。

灯火の神グレイスフィール 神 主人公を転生させた女神。まさかのヒロイン。

最果てのパラディン

そんなわけで紹介してきました「最果てのパラディン」

現在5巻まで発売中

最果てのパラディン

最果てのパラディン

コミカライズもされており、現在8選まで発売中

最果てのパラディン

最果てのパラディン(漫画版)

なかなかでき良くておすすめ。

世界観は壮大だがまだ話があんまり広がりきってないところで止まっているので、この先再開したところでまたすぐ止まりそうな危機感がぬぐえない本作。

最後までいけたらかなりの名作となることでしょう、最後までいけたら……

終わったら起こしてくれ!

というわけで今回はこの辺で

ではまたノシ

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