「偽典・演義~とある策士の三國志~」が面白い【なろう小説】

なろう系

こんにちは。

今回も僕が小説家になろうで個人的に好きな作品を紹介&レビューします。

結構長い作品で前々から書籍化しないかなーと思っていたものが本日無事書籍化しました。

というわけで今日ご紹介するのはこちら

偽典・演義~とある策士の三國志~

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内容紹介

偽典・演義~とある策士の三國志~」は「仏ょも」氏著の三国志転生モノ

イラストは「流刑地アンドロメダ」氏。

まずは公式あらすじ

日本の社畜サラリーマンからいきなり古代中国へ。
転生先は三国志きっての策士の李儒。
まずは成り上がり者の大将軍・何進に就活し、
「この李儒。これより閣下の御為に微力を尽くします!」
とうまいこと言って取り入っていたら、
中国全土で黄巾の乱、勃発!
世の中の混乱は自分の出世の大チャンスだが、
そこに後の暴れん坊将軍・董卓が現れた…

妄想炸裂、自由自在、スーパー三国志スタート!

三国志の李儒に転生して暴れまわる意外と珍しい三国志転生もの。

ほう、三国志か……ところで李儒って誰?

多くの人がそうであるように僕の三国志知識は漫画版のいわゆる横山三国志三國無双のみ。

横山三国志は大昔に一回読んだくらいでおぼろげ、じゃあ三國無双はというとおっさんキャラを使うはずもなく李儒なんてしらない、そもそもモブ武将なのでそんな人いたんだ状態。

なのでwikiで見てみる↓

李儒 - Wikipedia

なるほど、董卓の軍師。

シミュレーションゲーム「三國志」では顔あり、その悪そうな顔と優れた能力値からファンからは「腹黒」と呼ばれ親しまれている、らしい。

https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/sangokushi14/%E6%9D%8E%E5%84%92/::attach/%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%A5.jpg?rev=95af5c7ffef2802b3373cff922e2d56a&t=20200404221949

いやすまん、ぜんっぜんわからん。

そんな知る人ぞ知るマイナー軍師、李儒が主役の話。

董卓の軍師なので当然活躍時期は董卓がブイブイいわせていた時なので三國志的には結構序盤ですが、そこを掘り下げに掘り下げ徹底的に濃く深く描いてあり正直くっそ面白いです。

李儒とか知らんけど、ゲームとかでさらっと流してる部分だから何が史実か全然わからんけど、謎の面白さがあり、三國志ビギナーでも非常に楽しめます。

腹黒外道の李儒くん

主人公は最初何進(かしん)という平民でありながら妹が皇帝の妻になったため成り上がった役人に仕えます。

理由は将来成り上がる事を知っていて、まだ下っ端の時に部下になり重宝されれば、他の名家に邪魔されずに出世できそうだから。

そこで好き放題知識チートや未来予知を使って何進をどんどん偉くして、邪魔なものは遠ざけ有能でくすぶっているものは取り入れ……と天才ぶりを自重無しで発揮しまくった結果、

何進ともどもかなりの地位になり、序盤にして多くの人に恐れられる腹黒外道として有名になります。

そして高い地位から容赦なく振るわれる策略の数々。

未来が分かっているため、こいつは将来何の役にも立たんとか邪魔になりそうなものは閑職に送るなど徹底排除、性格やパターンも分かってるから人を糸で操るがごとし。

まさに外道…!とはいえその行動は国の為だし、将来の犠牲を減らすためだったりわりと正道で、無差別に大量虐殺とかしてるわけではないのですが、

その腹の底の読めなさと大量の書類仕事を押し付けてくる様は多くの武人にとって、奴には勝てないと思わせるほど。

その恐ろしさは董卓も曹操も呂布も顔色を伺うことに必死になるレベル。

ただ裏に存在をにおわすだけで、有名な武将が有ること無いこと予想して右往左往するのでとても笑えます。

独自解釈によるキャラクターたち

三國無双とかではいかにもな脳筋で馬鹿たっだりするキャラがわりかし頭良かったり逆に頭いいキャラが愚かだったりします。

これは作者による深ーい考察によるもので多くの文献からこうに違いないと落とし込んだものだったりします。

暴君と名高い董卓は有能な将軍に、筋肉全振りな呂布は意外と書類仕事もできるいっぱしの将に。

逆に主人公格の劉備は頭お花畑のトラブルメイカーにと様々。

そのハチャメチャっぷりは公式に「妄想炸裂」とか言われちゃうレベル。

超ニワカな僕は素直にへーそうなんんだと感心しっぱなしで作者の主張を丸のみしてますが
多分重度の三国志オタクが読むと争いが起こるかもしれんのでこだわりや憧れが強い人は閲覧注意です。

作者さんは多くの文献を調べかなりの理論武装をし解釈にこだわりを持ってるように感じられるので下手に突っつくとボコボコにされそうな雰囲気。

三国無双との違いに笑って許せる人のみ読みましょう。

群像劇

主人公は李儒ですが回が進むごとに出番が減っていき、いろいろなキャラクターの視点を行ったり来たりします。

李儒は基本引きこもって書類仕事をしているか陰謀を考えているだけなので。

それなのに他視点でしょっちゅう腹黒外道の話が出てくるので存在感が凄い。

普通転生ものはチート主人公が活躍するのが面白く、他キャラ視点はめちゃくちゃつまらなかったりするのが多いですが、

この作品は李儒の裏を描こうと必死に考えを巡らすキャラたちが面白いので全然許せます。

とはいえやっぱり主人公が出ると話が大きく進むのでめっちゃ盛り上がります。

もっと出番増やして…!?

名前読めない

歴史転生ものにありがちですが、

戦国転生に輪をかけて名前が読めないのが中華転生もの。

作者は三国志ファンしかこの作品読んでないと思ってるふしがちょこちょこあるので

ニワカは全然名前読めないし、作中であの〇〇である、とか言われてもいや知らんし…となこともしばしば。

もっと自信もって?

普通に戦記ものとして面白いから。

もっと解説とかルビとかたのんます、マジで。

キャラクター所感

李儒 主人公 お約束の過労死からの転生。誰よりも仕事をこなすワーカーホリック。将来楽するために今頑張ると言っているが将来とは60歳とかその辺、当時の寿命的には一生である。自分の考えるより良い国を作るため(老後は平和な国で暮らしたい)腐敗や不正を徹底的に潰すため名家や宦官には恐れられている。

何進 上司 最初の上司。肉の解体業者から大将軍まで成り上がった人。クールで人とか興味ない系人間の李儒でもこの人は信頼している。もと平民なので名家連中からはとんでもなく嫌われている。粗暴だが頭も悪くなく、野望もある、男気あふれるいい上司。

董卓 次期上司(予定) 有能で仕事の出来る軍人。暴君小物でデブな無双の董卓とは全然違う強キャラ。史実では李儒の上司となって圧政を敷くが…?

荀攸 同僚 文官の名家よりの同僚。平然と李儒と付き合ってるようにみえて内心かなりビビってる。李儒が動くと大量の書類仕事が回ってくる苦労人。

司馬懿 弟子 ニワカでも知ってる司馬仲達。まだ子供だが李儒に弟子入りした。かなりクールで機械のような人間だが師匠のことは尊敬している。こんな子供のうちからチート軍略教えてもらってたら将来どうなってしまうのか怖い。

曹操 苦労人 書類仕事が出来るので重宝されている。李儒は消そうか迷ってるが今のところ問題ないので生きてる。物凄い常識人。

孫堅 苦労人 武人だがちゃんと勉強もできる。それゆえ李儒の恐ろしさも理解しているまともな人。子どもたちが脳筋すぎて抑えるのに必死。

劉備 バカ 義の人。劉氏の特権とかふりかざしたり色々迷惑行為をしている困った人たち。今のところ見逃されてるがこのまま行くと李儒に殺されそうでハラハラする。

袁紹 バカ とんでもないバカ。

偽典・演義~とある策士の三國志~

そんなわけで紹介してきました「偽典・演義~とある策士の三國志~」

現在一巻まで発売中

偽典・演義~とある策士の三國志~

人気でてほしいなー

というわけで今回はこの辺で。

ではまたノシ

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